どうしてソフトウェアの開発費用は高いのか? 
これは、ソフトウェアの開発に携わっていた昔の私が、見積もりを作成するたびに思っていた疑問です。
私は、大学卒業後、大手電機メーカーでオフコンと呼ばれるシステムの開発に10年携わりました。しかし、この会社では「大手」ということもあって、直接お客様と接することはほとんどありませんでした。

その後、直接お客様の顔の見える仕事がしたくて、中堅ソフトハウスに移りました。
このころから、お客様の要望に基づいたWEBシステムの開発を行うようになり、自分で見積もりを作成してお客様に提示するという作業をはじめたのです。
ソフトウェアの開発には、多くの時間と費用がかかります。その内訳はほとんど「開発者の人件費」です。つまり、職人(ソフトウェア技術者)がコツコツと作り上げている、という状況から抜け出せていないのです。
ソフトウェアの開発についても、工業化により「安くて品質の良いものを大量に作る」ということはできないものでしょうか。工業製品のように、一定の品質を満たしたソフトウェアを大量に製造する、つまりソフトウェアのファクトリ化です。
ソフトウェアのファクトリ化とは 
ファクトリ化とは、簡単に言うと以下のようなことを目指すものです。
  「早い」 「安い」 「うまい」
どこかの丼屋さんのキャッチフレーズですね。

もう少し詳しく書くと、以下のとおりです。
・早い 欲しいと思ったもの(機能)がすぐ手に入る
・安い とってもリーズナブルなお値段で手に入る
・うまい 使ってみて、とっても満足できる

現状のシステム開発はどうかというと、こんな感じでしょうか。
・要件定義から設計、製造、テストと、そこそこの期間がかかるのは常識。
・いいものを作るには、当然それなりの費用が必要。(とっても高い)
・完成して使ってみると、細かい問題が色々と見つかる。
そして、値段がリーズナブルになる 
みなさんがお店で購入する品物を考えて見ましょう。
普通のボールペンでも結構です。
普通のボールペンは、ある規格のものを大量に製造して全国のお店で売っています。
最初にこのボールペンを設計(デザインを決め、素材を検討し、製造方法を考え)するには、多くの人の努力と時間がかかったはず。
でも大量に作って販売すると、一本あたりの価格は100円でもよいのです。
つまり、ある一人のお客様向けに販売すると「高い」ものでも、同じものを複数のお客様向けに販売すると価格は「安く」なります。
これが、ファクトリ化のメリットです。

私たちは、ソフトウェアのファクトリ化を目指してEZORISの提供を行なっていきます。
代表者 略歴
有限会社ホクシス 代表取締役  安澤 育男

1959年 福岡県北九州市生まれ
1978年 福岡県立戸畑高校を卒業
1984年 徳島大学工学部卒業
1984年 株式会社東芝に入社。
      オフコンの基本ソフトウェアやミドルウェア開発、商品企画などに従事。
1996年 株式会社アステックに入社。4年間、WEB系のシステム開発に従事。
2000年 株式会社ワンズ・ファームに入社。WEB系のシステム開発に従事。
2003年 有限会社ホクシスを設立。ソフトウェアのファクトリ構想を掲げ、
      EZORISサービスを提供中。

安澤 育男
安澤 育男
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